ウェストデンタルクリニックでは、ご希望の方には、一昨年から顎関節症の治療に西村育郎先生方式を行なっています。
この方法の素晴らしいところは、顎関節症だけでなく色々な不定愁訴まで良くなるケースが多いこと!!
頭痛、腰痛、肩こりから歯痛まで、辛い痛みがあるのに病院へ行って検査しても 「異常ありません」 と言われてしまった・・・ ・・・こんな経験のある方って意外に多いようです。
こういう原因不明だけれど、患者さんにはツライ症状がある事を不定愁訴といいます。
歯科でも、レントゲンでも視診でも特に問題はないのに、 「噛むと歯が痛い」 「舌が痛い」 「歯がしみる」 と、いらっしゃる方沢山です。
また、「口をあけると顎関節が痛い」「口が開けられない」という顎関節症の方にも、 お話をうかがっていると、顎関節症以外にも偏頭痛や重度の肩こりなんかにも悩んでいらっしゃる方が多いです。
虫歯じゃないのに歯がしみる場合、今はよく効く知覚過敏のお薬やレーザー治療もあるのだけれど、(詳細は知覚過敏のページをご覧ください)顎関節症は画期的な治療法って実は大学の教育でも確立していませんでした。
~知覚過敏のお薬、各種取り揃えていますが、今1番効果が高いように思うのはコレ:クリンプロ~
一般的な保険診療では、マウスピースを作って装着していただくのだけれど、治る方もいればあんまり効果ない方も・・・・。
かえって悪くなってしまう場合もあります・・・。
大学病院などでは、注射や手術も行われていますが 「大学病院で手術も受けたけど、あまり改善しなかった」と来院される方もいらっしゃいました。
~一般的な治療に用いられるマウスピース~
そういう患者さんの力になんとかなりたい!! と色々勉強してようやくたどりついたのが先生の西村育郎先生のやり方。 これは、ホントに効きます!!
ウェストデンタルクリニックでは一昨年から西村先生の方法を導入。 西村先生方式では、夜用の食いしばり防止スプリントと昼間用の2種類を作ります。
~西村先生式の夜用スプリント:とても小さいので通常のマウスピースでは入れられない方でも安心~
「お寿司を食べるのが夢」っておっしゃる位、口が開かなかった方も、今では何でも食べられるようになった!と喜んでいただいています。
~実際に装着したところ~
西村先生は、歯科医師向けに顎関節症治療の教材DVDを出されたり、
一般の方向けに「食いしばりをやめれば体の不調は治る」という本も出されています。
先日は、その西村先生に直接指導をいただける勉強会に参加してきました!
限定10人の少人数性・実習中心の勉強会だったので、顎関節や食いしばりのことだけでなく、深く色んな事を勉強できて、西村先生の気さくで出し惜しみすることなく何でも教えて下さる人柄にも触れられて、とっても有意義な勉強会でした。
~講習会は大阪でありました~
お口の中だけでなく、全身のバランスも整えられるようスプリントの調整の極意も教えていただきました。
うちのスタッフみんながこの知識と技術を持てるよう、昨日はみんなで勉強会。 お互いが患者になって、実習会をしました。
~お互いのスプリントを製作して、つけ心地や入れる前と後で体のバランスがどう変わるか?チェックしあいました~
~出来上がった夜用のスプリントです。飲み込み防止のヒモもつけてあります~
食いしばりがあると、顎関節だけでなく、詰め物や被せ物が取れたり割れたりしやすいとか、知覚過敏とか、咬合痛(噛むと痛い)、歯や歯根の破折なども起きやすくなります。
また、お口の中以外でも、頭痛、肩こり、腰痛、眼精疲労、倦怠感などの症状もでる場合があります。
食いしばりなんて、私してないし・・と思っている方でも、1度チェックを受けてみて下さい。 お口の中を診させていただくと、食いしばっているかどうかわかります。