今日は節分。
もう年の数なんて豆は食べたくないけど、恵方巻きはスタッフみんなで食べました。
お隣のローソンで買った叙々苑監修の焼肉太巻き。
ちゃんと南南東を向いて・・。
恵方巻きなんて食べる習慣、私の若い頃は私の地元にはなかったし、そんなブームにのせられないぞ~と
天邪鬼に思ってたんだけど、イベント好きな私としては、ついついのってしまう・・・。
でも、さすが、叙々苑!美味しかった。
~お隣のローソン 落合南長崎駅前店の片岡店長:いつもお世話になっています~
さて、1月は一気読みしちゃう本が多かったです。
1番面白かったのは、①「同性愛の謎/竹内久美子」
竹内久美子さん、私が学生時代からずっと愛読している大好きな方の一人です。
動物行動学が専門の方なんだけど、「オトコとオンナ」にまつわる思わず誰かに話したくなっちゃうようなネタを
素人にもわかりやすく書いて下さってる。
今回のテーマは「同性愛」
例えば、
・男性同性愛者がロックスター並な理由・・
(この本によると、アンケート調査で”これまでに関係を持った相手の数” 男性同性愛者は100人以上という人が75%!!
1000人超えがなんと27%!!
す、すごすぎる・・・。
毎日違う人とヤッても3年かかるよ・・・。)
・天才たちとエエイズ禍~オスカー・ワイルドからフレディ・マーキュリーまで~
・同性愛者のペニスは大きい
とかね。
同性愛者は男兄弟が多い人の末っ子に多いらしい。その理由なんかも考察してあります。
おススメです!
医療系では、この2冊を読みました。
②「困ってるひと/大野更紗」
「困ってるひと」は突然自己免疫疾患系の難病になっちゃった大学院生の女の子の闘病記。
学生時代、歯科以外の色んな疾患の勉強してた頃、私が「絶対なりたくないなあ」と思った病気はどれもいわゆる自己免疫疾患でした。(あと認知症もイヤだなあ)
だって、めっちゃ大変そうなのに、どれもこれも「治療法ナシ」「原因不明」なんだもん。
この本も書いてある状況は、本当に辛そうだし、大変そう。
かわいそうだなあと思う。
でも、この闘病記、全然暗くないんです。
イヤ、寧ろ読んでて面白い・・・。大変申し訳ないんだけど・・。
著者の大野さんは、すごく素敵で聡明な人なんだろうなあと思います。
コレも深く深く考えさせられた本
④「俺に似たひと/平川克美」
こちらは、闘病記じゃなくて介護の記録。
母親が亡くなって、父親を息子が介護する話。
町工場の社長で、多くの職人さんを育てあげて、町内会の会長として住民のために尽力した父親。
でも、わだかまりがあって、父親がどんなことを考えていたのか、父親と色んな話をすることがなかった息子。
人の世話をすることがあっても、人に世話される立場になったことなんてなかった父親が
弱って、身体的にも精神的にも壊れていきます。
自分の親が要介護になった時、私には出来るのだろうか?
親だけじゃない。
自分だって、いずれ年をとって要介護になる可能性はあるわけだし。
考えたくない現実がそこにはあります。
私には、介護してくれるような子供、いないしなあ・・・。
でも、「子供なんてアテになんてならないよ。私は7人も子供いるけど、みんな出て行ってしまって面倒みてくれる子なんて誰もいない」
とこぼしていた高齢の女性もいたっけ・・・。
益々進む高齢化日本。
有料老人ホームはめっちゃ高額だし、安いとこは順番待ちでなかなか入れないらしいし、
施設職員による高齢者への虐待問題もよく聞くし、年をとることが怖くなってしまう・・。
みんなが安心して年をとれる世の中になるといいのだけど・・・。
その他、1月に読んだ本
小説では、
⑤「夜行観覧車/湊かなえ」
⑥「こんこんさま/中脇初枝」
「夜行観覧車」はテレビドラマ化されて放映中みたいですね。(見たことないけど)
「こんこんさま」はいいお話しでした。家族の再生の物語です。
「何もかも憂鬱な夜に」は・・暗い・・。でも、10代の私だったら、きっとはまっただろうなあ。
ノンフィクションでは
⑨「傷だらけの店長/伊達雅彦」
上野千鶴子さんと湯山玲子さん、博識で何事にもご自分のしっかりした考えを持ってらっしゃってスゴイ。
「傷だらけの店長」も読ませる本でした。
小さな書店の店長が奮闘するんだけど、近所に大型書店ができて閉店に追い込まれるまでの記録です。
私も、街の本屋さんで買うことより、アマゾンで買うことが多いしなあ。
(大体本屋さんて接客業とは思えない程、無愛想な店員さんが多いから、またあそこで買おうって気にならんのよね)
書店業界も厳しいんだねえ。
まあ、それは歯科だって厳しいし(開業医の5人に1人は年収300万以下だそうで・・・)、どんな業界でも苦労はあるから
書店だけが特別厳しい状況ってことではないと思うけど。
でも、書店員さんの思いみたいのは、ビシバシ伝わってくる本でした。
こういう思いを、もっとお客さんに向けて発信している本屋さんがあれば、
私はそこで買いたくなるけどなあ・・などと、いつも無愛想なB書店の店員さんを思い出す次第です。